テスト(第1回目)

fkitty2006-10-18

どの国でもどの学校でも最初のテストというのは緊張するもの。特に今回のテスト範囲には経済学やら特許法やら日本語でテストを受けたことのない分野が含まれているので余計に。イタリアで需要供給バランスについての様々なグラフを前にウンウン唸ることになろうとは誰が想像したであろうか(反語)。数字が嫌いだからこの分野に進んだのに…いえいえ,法律家にとっては数字が重要なことは身を持って承知しております。

ただ,私も成長したのかテスト勉強用に他の人のノートを借りることもなく*1,テストの1週間前でもいそいそとパーティに出席し,まあなんとかなるであろうという独断と偏見に基づきテストの日を迎えた。結論から言えばまあなんとかなったのではあるが,この楽観的なものの見方はアメリカで培われたものとしか言いようがない。

それにしても,「○○について論ぜよ。」という日本の大学ではお馴染みないわゆる一行問題が多く含まれており,おおヨーロッパという気分にさせられた。アメリカではまずこういった抽象的な問題文というのは科目を問わずお目にかかれない。いつでも「AさんとBさんが出会って云々云々。」に始まり,ひどいときは1ページ以上も問題文が続き,最後に「当該事案の法律問題を論ぜよ。」等々と締めくくられる。いつも問題文の英語の意味が分からなかったらどうしようという極めて低レベルな悩みを抱えながら試験を受けていたが,ここではノ・プロブレーマ!

*1:英語のネイティブスピーカーも殆どいないし。