ステキステキな都さん

fkitty2006-05-04

イギリスロイヤルバレエ団の「リーズの結婚」*1を見にオペラ座に。ここは以前熊川哲也が,今は吉田都さんがプリンシパルとして在籍するバレエ団であり,ダンス好きとしては一度見ておきたかった。


何よりも主役の吉田都さんが素晴らしい。キュートで可憐な村娘の役を生き生きと演じておられて,40歳の大台に乗られたとは全くもって信じられない。肌の色がyellowの彼女がwhiteの人が殆どの中主役を張るということは知識として持っていたけれど,実際にこの目で見てみて*2しみじみすごいことだなあと実感。この世界は実力に加えて見た目も厳しく評価されるから,平らな顔を持ち頭が大きい傾向にあるアジア人はなかなか入り込めないはずなのに入り込んだだけでなくトップまで上ったその裏にどれほどの努力と涙があるんだろう?


卑近な例で申し訳ないが,私もwhiteとblackの中で唯一のyellowになる機会が多く,その際の私は言うならば腰が引けてしまうのをかろうじて耐えている状態といえる。集団の中でトップに上るとかそんなことは全く望まないけど,せめて自然に振る舞えないものだろうかと舞台を見ながらぼんやり思った。ただ,(語学力の要らない)ヨガのクラス,ダンスのクラスやゴルフのクラスでは大きな顔をしているのでやはりこれは語学力の問題か…。


それにしても,普段オリンピック等で「この人は日本人だから応援したい。」とかそういう気持ちがあまりない方だけれど,海外で頑張っている日本人を見ると無条件で応援したい気が起こる今日この頃。

*1:http://info.royaloperahouse.org/ballet/index.cfm?ccs=922&cs=2407

*2:前から2列目の席だった!Oさんどうもありがとう。