大英博物館にて

fkitty2006-05-05

真面目に見て回ったら1週間以上の日数を要するという大英博物館*1アメリカの美術館博物館の類もそうだが,展示物が多すぎ。真剣に見ていても疲れてきてお腹が空いてきて芸術どころではなくなる。そういう経験を繰り返し,学習したのか私の体も一つ一つの展示物をさっと見て終わらせようとする。そうするとあまり覚えていなくて,「一体何をみたんだろ?」と後になって思うことになる。大英博物館ではミイラが日本人に人気らしい*2が,これも何となく分かる。グロいミイラならはっきりと「見た!」という気になるというものである。


本当は,好きなものはじっくり,そうでもないものはさっさと見るのが一番いい方法だけれど,そもそも好きかどうかはじっくり見る過程で分かる場合もある。だからじっくり見るに越したことはないのかもしれないけど,とにかくあきれるほど広く,展示物が多いのでそんなのは無理。「これが日本に来ればみんな有難がってじっくり見てくれるかもしれない。」と思いながら色んな展示物を素通り。個人的に美術館博物館の類が好きで,じっくりゆっくり見る日本のペースに慣れているからなのか,こういう展示の仕方でかつこういう観光の仕方では展示物のよさが希釈されてしまうような気がしてならない。


大英博物館の感想は…大英帝国は世界中から色んなものを分捕って来たのねということ。パルテノン神殿風のかなり大きい彫刻なんかはどうやって運んだのか全くもって謎。日本のものもかなりあるらしい(私が行ったときは日本コーナーは閉鎖中)。