ベルリン旧市街散策

旧同盟国人としてやはりここには行っておかねば。というわけで保存されているベルリンの壁へ。壁はかなりの長さに渡って保存されている。落書きばかりで、どうってことのない高速道路の騒音を防ぐための塀のような外観だけれど、当時は同じ塀の向こうとこちら側で別の国、別の体制になった。敗戦後日本もアメリカとロシアの統治下において分断されるという話が一瞬あったようだけれど、それが実現していればこんな感じで、西日本出身の私が東京で働いているという現実も違うものになったかもしれない。
ショッピングついでにアメリカ統治区域とロシア統治区域との検問所があったというチェックポイント・チャーリーに行く。「あなたはここからアメリカ領に入ります」という当時の表示が残っている。ここを通り抜けようとして殺された人が何人もいたらしい。

クリスマスシーズン真っ只中で、クリスマスに関連する商品を売る屋台が集まっている場所*1が、何箇所もあり、見て回るだけでも楽しい。ベルリンの名産であるトパーズのピアスをクリスマスマーケットで買う。本物のトパーズが10ユーロとは何とも良心的な価格設定。行列している屋台のソーセージは熱々でとてもおいしかった。

*1:クリスマスマーケットというらしい。