世界遺産のチンクエテッレへ

fkitty2006-09-10

他にやるべきことが山積みになのにもかかわらず,研修センター主催のバスツアーでイタリア北西部のチンクエテッレ(Cinqueterre)に行く。チンクエはイタリア語で数字の「5」を,テッレは「土地」を意味していて,5つの昔ながらの雰囲気を残す漁村のことらしい。ジェノバ湾に面するこの辺一帯はイタリアン・リヴィエラと呼ばれていてイタリア庶民のリゾート地とのこと。


カラフルな海岸沿いの建物*1,白いヨット,こじんまりとしていながらレベルの高いレストランや雑貨屋等,庶民のリゾートといいながらとにかくお洒落。漁村なんて呼び方はあまり似つかわしくない。「イタリア人は,本人達が意識するとしないとに関わらずお洒落に命かけているなあ。」と感想を言い合ったけれど,それはこの先もずっと続くことになる。


5つの漁村を結ぶのは主にフェリーで,この日は天気もよく,フェリーからとにかく青い海と空を眺めているとこの1週間四苦八苦していたのがまるで嘘のように思える。イタリア人には人気の観光地なのでフェリーの周り等は人で溢れているけれど,少し脇道に入ると静かになる。こういう所で1日中のんびりと白ワインでも飲みながらだらだらしたいなあと妄想している私をよそに,バスはオリーブ畑を抜けて容赦なく帰路へ。

*1:海から戻ってくる漁師が迷わないためわざとカラフルにしてあるらしい。