そして,また悲劇が。

懐かしのNCに戻る日。飛行機は午後の10時と遅い出発なので昼間はのんびりとロンドンのキュー・ガーデンズ*1という植物園をぶらぶら。ここの温室は,単なるガラス張りというだけでなく,キレイに装飾が施してあってしかも広い。飛行機の時間があるため4時間ほどしか滞在できなかったが,園内は広大なため1日かけても充分楽しめる。バラ園のバラがまだ咲いていなかったのが少し残念。


そうこうしている間に時は過ぎ空港へ。おかしなことに私の乗る午後10時ガトウィック空港発ラーレー/ダーラム行きの便の表示がない。いくら探してもないのでてっきり乗るターミナルを間違えたのだと思って空港職員に聞いてみたところ,「午後10時ではなく午後1時の間違いですね(あっさり)。」と!!私のチケットは格安チケットなので,変更等がきかず新しく買い直すことになるとのこと。モンサンの件ではてきぱき動けていた私も,予測もしていなかった事態(しかも自分のミス*2)に目の前が暗くなり,ソファにへたり込んでバナナを食べながらどうしようか考えるも,どうしようもないことが分かりすごすごと友人のアパートへと逆戻り。帰り道にロンドン名物の黒塗りタクシーに始めて乗った。普段は高くて乗れなかったのでちょっと金銭感覚もマヒしつつあったらしい。


その後,翌日の便をネットで調べてもらったら,チケットを買い直す場合は$600から$1200までの間の価格帯というオドロキの事実が発見された。ちなみに当初買っていたチケットは往復で$600。
Q.さて私がとった手段は?
A1.泣く泣く$600を出してネット購入し,翌日から超節約生活に入る。
A2.イギリスからアメリカまでフェリー(2等)で帰る*3
A3.航空会社のカウンターで事情を話し$600をさらに負けるように交渉する。
普段の私ならA3のところが,もう気力がなかったのでほぼA1に決定しかけていたその時,ちょっとひらめくものがあった。


このチケットはいつもお世話になっているNCの日系の旅行会社を通して購入したもの。ロンドンの夜はアメリカの夕方。今電話すれば何とかいい方法を教えてくれるのでは,という気持ちもあったけれどほとんどダメもとだった。そしたら何と何と何と…電話から30分もしないうちに,次の日の便のチケットを押さえてくれたのだ(罰金として$150を支払うという条件付き)。地獄に仏とは正にこのこと。あまりにも感激したので,その旅行会社のウェブサイトJapan Travel - Japan Tourism Guide and Travel Mapも勝手に貼っておきます。宣伝ついでに言えば,ここはアメリカから日本への里帰り航空券等も取り扱っていてしばしばネットで手配するよりも安いので,NCに限らず在米の方々は一度チェックされてみてはいかがでしょうか。

*1:http://www.rbgkew.org.uk/

*2:「PM100」とあったのをなぜか午後10時と勘違い。こんな勘違いをしでかす自分が恐ろしい。

*3:真剣に探したところそういうものは存在しないことが分かった。あるのは豪華客船のみ。