アヴィニョンの橋の上で♪

只今絶賛中のエクス。ただ,ここは純粋に観光すると半日で見終わってしまうところ。エクス観光後は,バスを使って近隣の名所に行くことが正しい(?)楽しみ方。


ということで,フランス実質最終日のこの日を近隣のマルセイユアビニョンかアルルかいずれに行くかで迷っていた。最も近いマルセイユはフランス第2の都市でつまり都会でシーフードがおいしいらしい。アヴィニョンは街自体が城壁に囲まれていてその中に世界遺産教皇宮殿や有名な橋もある。アルルはこれまた世界遺産のローマ遺跡や,音楽好きなら「アルルの女」byビゼーや絵画好きなら「アルルの跳ね橋」byゴッホが有名。


アヴィニョンの橋でー踊るよ踊るよ♪」という歌につられたわけではないけれど,何となくアヴィニョンに決定。エクスからはバスで1時間15分の近さ。アビニョンに到着して間もなく旧市街地をぐるっと取り囲む城壁の存在に気付く。ここでの見所はやはり教皇宮殿と歌にもなった伝説のサン・ベネゼ橋。


見るものを圧倒するようにそびえ立つ教皇宮殿(「世界で最も重要なゴシック様式の殿堂」,「世界で最も美しい,最も堅固な建物」と公式パンフレットにある。ほめすぎか?)は,14世紀にアヴィニョンから9人の教皇が誕生したことで築かれたらしい。その頃アヴィニョンは「もう一つのローマ」として発展を遂げたとのこと。宮殿内部は25の部屋に分かれていてやたら広く階段が多い。テラスからはアヴィニョンの街が一望できる。


アヴィニョンの橋の上」でという歌で世界中に知られているサン・ベネゼ橋は実は途中で切れている。度々起こるローヌ河の洪水に修復がついに追いつかなくなったのだそうだ。なんとももったいないお話。この日も天気がよく橋の上だと風が心地よく感じられた。


街中で黄色と青色を用いる独特のプロヴァンス柄の小物を扱っている店にふと立ち寄り色々と買い込む。ここの商品は日本でも「ソニーファミリークラブ」の通販で買えるらしい。という立ち話をしていたら,日本人団体ツアー客が到着。この店には日本人の心の琴線に触れる何かがあるのかもしれない。ちなみにそれは目抜きともいえるレピュブリク通りにある「tresor du provance(プロバンスの宝物)」(←綴りには責任もてません。)という家族でやっているお店。