海であって海ではない,陸であって陸ではない場所

fkitty2006-05-12

個人的にはフランス旅行の目玉,世界遺産でもあるモンサンミッシェル*1へ。13世紀にベネディクト派だかの僧院(のちに監獄)が小島に建てられているが,潮の満ち引きが激しいため,干潮時には陸続きの島が満潮時には海に浮かんでいるように見える姿が有名。


さてさて今回モンサンミシェルに行くために高速特急TGVでパリからレンヌまで行き,そこからはバスというルートをとった。TGVでは2等席のくせに間違って1等席に座り,見つけた車掌が私たちが外国人だからか見逃してくれたおかげでリッチな気分で車窓の風景を楽しむことができた。


フランスで真っ先に挙げられる世界遺産への交通手段だというのにレンヌからのバスは1日に2,3本しかない(これが後々の悲劇につながることになる。)。なおこのバスに乗る際,日本人は運転手から「How old are you?」と聞かれることがあるはず。後に調べたところ25歳以下は若者料金なるものがあるらしい。いきなり聞かれた私は,おそらく若者料金が存在するのだろうとピンときたがそれが何歳なのか分からずいくつサバを読めばよいか一瞬迷い,かといって本当の年齢を大勢が見ている前で言うのもナンなので「I'm old enough」とかわしたつもりが,なぜかその場は大爆笑。私の英語が適切ではなかったのか??ここは24歳と元気に言うのが正解か(笑)。


パリの喧騒が別世界かのようにのんびりした田舎の風景の中をバスは走りモンサンミッシェルに到着。昼間しか見ることができないというモンサンミッシェルの羊(顔が黒い)を見て大いにはしゃぐ。昼間は急な階段を登って僧院内部の見学をする。こんな断崖絶壁みたいなところに立派な建物を建てるなんて昔のヨーロッパの建築レベルの高さが分かる。


昔々巡礼者に振舞われたという名物のフワフワの巨大オムレツの夕食*2を済ませた後は夕暮れのモンサンミッシェルの撮影会。昼とは全く違う幻想的な姿にウットリ。この夜はモンサンミッシェル内のホテルに宿泊。

*1:Mont Saint-Michel http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB

*2:子羊のメニューもあったが何と昼間の羊らしい(涙)。