パリ最終日

後日付の日記を毎日更新するのに疲れてきた今日この頃。毎日ブログを更新する人って素直にすごいと思える。あと1週間分お付き合い下さいませ。


パリ実質最終日のこの日は,カルトミュゼ*1を持って興味はないけど一応押さえておいた方がいいと思われるルーブル美術館印象派好きならgo!のオルセー美術館へ。こう言えば何だか絵ばかり見ているようだけれど,ちゃんと他の観光もしている。今回初めて観光名所ばかりを巡る乗り降り自由のオープンツアーバス*2を利用したが,地下鉄の乗り換えの手間が省ける上イヤホンで音声ガイド(日本語)まで聞けるというなかなか便利な物だった。


さて,これまで私が熱く美術館について語っていたのは全てルーブルの美術館としてのあり方に疑問を投げかけるためだったのかもしれない。元々王宮で美術館として作られた建物ではないから構造的に道に迷ってしまうような作りなのはまあいい。展示物の数も大英博物館に比べれば少ない(笑)。ただ,何せ人が多すぎる。私は宗教画に興味がないからモナリザミロのビーナスハムラビ法典程度を見ればいいと思っていたら…皆似たようなことを考えていたのだ!必然的に目玉展示物の周りはものすごい人人人。展示物の周りを人が何重にもとりまいているのだ。それもあってか私の感受性が鈍いのか「モナリザかー。Da vinci code早く読まないと映画が終わってしまう。」というしょうもない感想しか持てない…暑いし疲れてもいた。美術館に来たからと思うから腹立たしいのであって,ディズニーランドにでも来たと思えばよかったのかもしれない。


その後ノートルダム大聖堂の中のステンドグラスを堪能した後,オルセー美術館へ。ルーブルで疲れていたにもかかわらず,炎天下を1時間弱歩いて結構疲れてしまった。オルセーはルーブルに比べれば美術館らしい美術館といえる。彫刻部門を除き,素通りせずに展示物全てに目を通すことができ,モネの絵にも会うことができて満足満足。


こんなことをしていたら,公開されているシテ島の裁判所の入館時間に間に合わなくなってしまった。知らない土地に行けば裁判所に行く習性のある私としては失態。さらに,入館時間をたった1分過ぎただけなのに入れてくれなかった守衛に対抗するべきフランス語のボキャブラリーがなかったのも痛い。奴は私が英語で文句を言うと「英語がしゃべれない。」という最強フレーズを使い,戦意喪失させられた私は思わず「d'accord(OK)」と言ってしまったのだ。はあ。

*1:http://www.parismuseumpass-japon.com/ 美術館のはしごをする人やそうでなくても切符を買う長蛇の列に耐え切れない人のためのパス

*2:http://www.graylineparis.com/en/paris_open_tour