マルモッタン美術館−オランジュリーの代わりに

印象派絵画を集めたパリのオランジュリー美術館は全面改装のため休館中。モネ気分が高まる中,ルーブルよりもオルセーよりも何よりも「睡蓮」の連作があるオランジュリーに行きたかったのに(寒くて外を歩きたくないというのも。)…という私が向った先は,オランジュリーの次にモネの絵がたくさんあるというマルモッタン美術館。ここには印象派という名前の元となったモネの「印象・日の出」という絵がある。


ブローニュの森の中にある美術館は本当にこじんまりとしていて観光客もそれほど多くない。地下は全てモネの絵で占められているというものの50点ほどで,見終わった後で「絵なんて当分見たくないよ(うんざり)」という気分にならないのも嬉しい。気分がゆったりするので小さい美術館の割には結構長居をしてしまい,最後にはモネの画集まで買うハマりっぷり。でもやっぱりオランジュリーでモネを堪能したかったなあ。


帰りはふと思い立ってバスを使ってみたが,帰宅ラッシュ時と重なってしまったようで通常なら地下鉄で15分位のところが1時間経ってもまだホテルに到着せず,結局地下鉄に乗り換える。パリの地下鉄はNYよりもロンドンよりも*1清潔ではなくかつ安全ではない気がしていて夕方以降は通常使わないのだけれども。

*1:勿論DCよりもボストンよりも…ボストンのは地下鉄とは言わない?