初ユーロスター

この日はユーロスターに乗ってロンドンのウォータールー駅からパリの北駅へと移動。海で隔てられた国を,しかも首都同士を結ぶ電車なんて何てロマンチックなんだろう。私がずっと憧れているカリフォルニアゼファー号*1よりもロマンチック度は高いとみた。


イギリス出国手続きは実にあっさり。まるで普通の特急に乗るみたい。車内アナウンスが英語とフランス語という当たり前のことにすらワクワクしていた。ドーバーを過ぎてユーロスターが海底に入ると窓の外は暗くなるが,面白いのが,海底に入る前(イギリス)と入った後(フランス)の景色が殆ど同じということ。私は,おフランスに海から上陸したという事実で胸が一杯なのに窓の外はイギリスと変わらず緑の牧草地帯(たまに写真のような菜の花畑)が果てしなく広がっている。パリに近づくにつれアナウンスの順序がフランス語,英語になり無事パリ到着。


EU圏内の移動だからか,入国手続きなんてものはない。ユーロスターを降りればその足で乗り換えの地下鉄のホームにいけるのだ。実に簡単。気をよくして自動券売機で11枚つづりの地下鉄乗車券を買おうとしたがフランス語のみの表記のため,すごすご退散。有人のチケットセンターらしきところで券を買おうとするも窓口の人は英語ができないと言って別のところに行けと手で指示してくる。パリですらこんなものかとフランス語の勉強をしてこなかったことを悔やんでもあとの祭り。