アメリカ人のソウルフード?ピーナッツバター
日本でも売られているけばけばしい色のチョコM&Mの具(というか中身)は3種類*1しかないものと思っていたが,先日,4種類目を発見した。それはピーナツバター。ピーナツバタークリームが例のチョコでコーティングされているという何とも微妙なコンセプトとその味。ネタとして買いましたがお勧めしません。
こっちの人は本当にピーナッツバターが好き。NYには6種類の特製ピーナッツバターを使ったピーナッツバターサンドイッチしか売らないお店もあるらしい*2。栄養面でも,ベジタリアンの貴重なたんぱく源ということで重宝されている。ピーナッツバターと言えばジャムの仲間程度のイメージしかなかったが,こちらでは,パンとの関係からのみ見ればおそらくこんな感じかも。
バター>ピーナッツバター又はクリームチーズ… >ジャム>マーガリン
ドラマ「Lost」*3では海岸から動こうとしない妊婦Clairを安全な場所に移すため,彼女のことを慕うCharlieが「何でも言うことを聞くからここを離れよう。」と説得にかかるも,彼女は一言「ピーナッツバターを頂戴。」と答える。遭難中のため勿論そんなものは手に入らないのだが,Charlieは空のビンを持ってきて,中にピーナッツバターが入っているかのように人差し指でビンをすくってはその指をなめて一生懸命ピーナッツバターを食べている振りをする。ついClairもつられて…という印象的なシーンがあった。この場面の後,この2人は,Lostie*4から「ピーナッツバターカップル」というかわいらしい称号を授けられてしまうのだが。
今週私も遂に「本物の」ピーナッツバターを買ってみた。「本物」と書いたのは,余計なものが入っていないという意味で,ピーナッツと蜂蜜のみでできている。感想は…いやもう,本当に香ばしくてそんなに甘くなくてかなりいける。ダイエットのことさえ考えなければ黙々と食べ続けてしまいそう。無人島で遭難したときに食べたくなるのもこれなら分かる。アメリカの食べ物がまずいというのは全くの嘘で,それなりの店に行ってそれなりのお金を出せば(ここ重要)おいしいものがいくらでも手に入るのよねえとまたまた実感。