Grammy week へのご招待

American Bar Association(日本の弁護士会類似団体。学生も参加可。)のBusiness Law ForumとEntertainment and Sports industries Forumに参加しているが,もとい会費を払っているが,毎年グラミー賞を開催しているGrammy Foundationから,Entertainment-の会員に宛てて昼食会なるものの招待状が届いた。第48回授賞式が行われる来年2月のGrammy Week*1 の催し物の1つへの招待である*2
おバカなことに,授賞式への招待かと思い着るものの心配までしたが,よく読んでみると,授賞式とはあまり関係のない,エンタメ法に関するLegal Writing コンペの授賞式が昼食会のメインのよう。参加費がこれまたすばらしい。

  • プラチナスポンサー $15,000

昼食会のチケット10名分,Person of the Year 発表会(?)のチケット2名分及びグラミー賞授賞式へのチケット4名分を含む。

  • ゴールドスポンサー $7,500

昼食会のチケット10名分及びグラミー賞パンフレットへのスポンサーとしての掲載権を含む。

  • シルバーテーブル

   …(以下略)…

  • 個人チケット

シルバーチケット $400/人
ブロンズチケット $350/人
学生チケット   $100/人

よく読んだおかげで私はたった(?)$100で昼食会には参加できるらしいことと,グラミー賞授賞式のチケットが高価なものだということとが分かった。個人チケット以外は,団体用なのだけれど,一体誰が買うのだろう?一番考えられるところでは,法律事務所が買って,座席チケットをクライアントに配るということだけれど*3私でさえ出席できる法律論文コンペがメインの昼食会にわざわざ西海岸まで平日に行くクライアントがいるとは思えない。グラミー賞授賞式なら誰もが行きたいが,それができるのは$15,000払ったプラチナスポンサーのみ。しかも4名様限定。
こんなバブリーな法律事務所の経費の使い方はちょっとどうかなあと思うけれど,アメリカの法律事務所の大きなところは,その規模も収入も日本のものとは桁が違うので,経費に対する感覚もまた桁が違うのであろう。そんなことするよりフィーを下げる方がクライアントに喜ばれると思うけど。
ところで,今回のグラミー賞に,昔好きだったマライアがノミネートされていて少し驚いた。
 

  

*1:説明によれば, a weeklong series of cultural events culminating in Music's Biggest Night

*2:http://www.grammy.com/news/academy/2005/060848grammys.aspx

*3:例えば野球場の年間チケットをクライアントのために確保しておいて,クライアントと一緒に野球観戦に行くことは,ありふれた法律事務所のクライアントサービスの1つという話を授業で聞いた。