fkitty2005-10-20

身分変われば行事も変わる。今週は,アメリカ一斉にBoss's Weekと言う上司に感謝をする週間らしい。私達も直属のボスである判事のためにケーキと「いつもありがとうございます。」と書いた寄せ書きカードを用意した。秘書もロークラークも実習生も警備の人もみな判事を囲み歯がとけそうに甘いケーキを食べる。前から気づいていたが,警備の人の人数がそれ以外の人数よりも多い。裁判所の警備は日本とは桁違いに堅固なのだ*1
このBoss's Weekには,上司に感謝の気持ちを込めたカードやらケーキやらを贈るのが定番のようで,私がネットで調べたところでも,「お菓子屋の陰謀」によって出来たとか何とか書いてある。これに対するものとして,Secretary's Week というものが4月の第3週にあるらしい。これは何かに似てないか?そう,日本のバレンタインデーとホワイトデーである*2。この2月に判明したとおり,アメリカには義理チョコという習慣がない*3。私は義理チョコにあまり悪い印象はなく,日ごろお世話になっている人に感謝をするいい機会だと思っているが,アメリカでも似たようなものが別の機会として設けてあったのかー。バレンタインデーの時点で何も知らない私が,アメリカの義理チョコなし文化について「何でも商売に結びつけたがるアメリカ人に義理チョコ文化が定着しないはずはないと思うのだが。定着すれば,お菓子業界の売り上げアップがかなり見込めるはず。」と脚注コメントしているのがちと笑える。
そういえば,ロークラークが「私の日がない。」と愚痴っていたが,確かにボスでもなく,秘書でもない大多数の人々は,プレゼントをあげてばっかりということになるのか?

*1:去年アトランタの法廷内で発砲による殺人事件が起こってからは一層というのもある。

*2:義理チョコのプレゼントとそのお返しという意味のものに限る。

*3:2005年2月13日付け