fkitty2005-02-26

大学は,全米でもバスケットボールが強いことで有名である*1。学生ならただで入れるアメフトの試合と異なり,チケットを入手するのにも一苦労しなければならないと聞いていた。ところがなぜか楽々とチケットの取れる日があったので同級生全員で応援に出かける。応援するための服装に指定があったり,鳴り物を買ったり,大学名を書いたボードを持ったりとなかなか本格的である。試合が始まると同時に観客が総立ちになるのはアメフトと同じ。驚いたのは,相手チームがボールを持っているときのブーイングのすごさである。何しろ相手チームにボールが渡っている間中「ブー」と言い続けるのである。また,相手チームがシュートを入れようとする際にシュートを失敗させるため用のプラカードのようなもの(プラカードの模様が渦巻状になっていて,それを見たら目が回るという仕組み(!)。効用のほどは不明。)まで用意されている。あまり上品な応援態度とはいえない。
ゲーム内容は,我が大学が最初から一方的に勝っているというものでありかなり盛り上がりに欠けていた。チケットが楽に入手できたわけも分かるというものである。同級生の中には,座って新聞を読み出したり,露骨に相手チームを応援したりする強者もいた。試合が終わると同時に観客が走ってコートの周りに詰め掛けるので何かと思えば,試合後の選手とハイタッチをするのが目的らしい。日本ではほとんど大学スポーツに興味がなかったので(箱根駅伝くらい),このようないやでも愛校心を盛り上げざるを得ない雰囲気がかなり物珍しく感じられる。

*1:どのくらい有名かといえば,留学先が決まった際に,ある人から「バスケットボールの応援に行くの?」と聞かれた程度