fkitty2005-01-26

急遽EU(European Union)について付け焼刃的勉強をする必要が出てきたため,その道に詳しい教授に色々と話を聞く。教授によれば,EU及びEU法ビギナーにとっては,EUの公式ウェブサイト*1がお勧めとのこと。このサイトはとてもよくまとまっており,おかげでEUについてほとんど知識のなかった私も新しいMerger Regulationの内容を理解する程度にはなった。今回の一番の衝撃的事実は,ここでとりたてて自分の常識のなさをひけらかすわけではないが,「スイスはEUのメンバーではない。」ということであった。アジアにより近いと思われるトルコのEU入りが検討されている昨今,生粋のヨーロッパの国であるスイスがなぜ?と疑問がわけば,すぐに回答をくれる人が回りにいるという現在の環境は大変ありがたいものである。一言で言えばスイスのその拠って立つ中立的な立場ゆえにとのことである。スイス国民のEU加盟に対する意見も真っ二つに割れているようであり,友人を含むインテリ層はEU加盟に賛成しているようだ。それにしても,我々留学生は,アメリカ人のことをしばしば「他の国にはあまり興味がない人種」とけなしているが,何のことはない,私もアメリカを含む数カ国以外の国については,常識レベルのことも分からないということが判明してしまった。