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我々ロースクール生の間でBarといえばBar examination　つまり司法試験のこと。
ここにきて，巷でよく言われている「日本の司法試験は難しいけど，アメリカの司法試験は殆どの人が合格する。」という言葉は誤りであることを知る。私は，一応来年NY　Bar　を受けるつもりだけれど，ある資料によれば，NY州の合格率は６３％(２００３年）にとどまっている。明らかに「殆どの人」とはいえない。私のようなロースクールに１年しか在籍しないLL.M studentであれば，合格率はさらに落ち込むらしい。
ちなみに私のFaculty Advisorは，私の通うロースクールでのLL.Mの合格率は２０％であると言っている。なお，LL.Mコース自体は，アメリカの弁護士資格を取得することを目的にするものではないので，Barを受けるか受けないかは，個人の選択に委ねられている。

このような状況を踏まえ，クラスメート同士で「Barの勉強を年内から開始するべきか」などといった会話もたまになされるが，ロースクールの勉強をおろそかにでもしない限り，年内から準備を始めるのは不可能であることは誰もが感じている。

[写真]とあるBar…ではなくて我が家のリビング