California Zephyrの旅(1) シカゴ

新しい学校が始まるまでの1ヶ月間,NCでおとなしく勉強をしようと思っていたが,悪魔が「この先長い夏休みが取れるのはいつか分からないよ。」と囁くので,勉強はどこへやら,アメリカでの旅行の締めとして憧れのCalifornia Zephyrに乗ってシカゴからサンフランシスコまでを横断することを即断。飛行機でNCからシカゴに行き,未踏の地シカゴで1泊してから列車に乗り,車中2泊して下車後同じく未踏の地サンフランシスコで2泊して飛行機でサンフランシスコからNCに戻ってくるというスケジュール。


朝起きたら既に飛行機の離陸時刻だったという強烈なミスをやらかしつつも,何とかリカバリーしてシカゴに辿り着く。シカゴは私の中では映画「Chicago」のようなマフィアが暗躍する犯罪都市というイメージがあったけれども,ダウンタウンを歩いていると全くそんな感じがせず,湖を臨む風光明媚な街。湖の方から吹く風が強くてWindy cityと呼ばれているのがよく分かる。私の泊まった場所はgold coastというダウンタウンから少し北側に離れた場所に位置する昔ながらの建物が残っている地区で,低層のレンガ立ての建物が連なる様子はボストンにとてもよく似ている。


ジョギングをする人達で賑わうリンカーンパークをぶらぶら歩いていたら,いきなり巨大なミシガン湖が目の前に広がって圧倒された(写真参照)。波が寄せる様は,湖というよりは海のよう。裸足で波打ち際まで歩き,日が暮れるまでボーッと湖を見て過ごす。海(のようなもの)を見たのは2年ぶり。