プロヴァンスへの思い入れ

この日は朝の6時台のTGVでエクスからパリへ。パリ北駅からユーロスターに乗って霧の都へと逆戻り。胸高鳴らせた行きのユーロスターとは打って変わって爆睡している間にドーバー海峡を渡っていた。次回は是非ドーバー海峡をフェリー*1で渡ってみたい。


私がプロヴァンスに行きたいと思ったのは,大学生時代に当時のベストセラー「南仏プロヴァンスの12ヶ月」(ピーター・メイル著)を繰り返し読み,あるべき生活スタイルについてふと考えてみたのがそもそものきっかけ。この本は,ロンドンからプロヴァンスに移り住んだ著者が,物質社会にはない心の豊かさを手に入れる過程が日々の描写を通じて淡々と描かれていて読むと絶対プロヴァンスに行きたくなるはず。生まれ育った関西を捨てる思いで上京していた私にとって,田舎(ただし,おしゃれな田舎)のよさを堂々と書いたこの本が何だか新鮮に思えた…はず。本当はもう昔のことなので思い出せない。その後の私といえば,非物質社会(NC含む。)に移り住んだ経験が他人よりは多いはずで,もしかして無意識のうちにこの本に沿った人生の選択をしているのか?


旅行が終わってしばらくしてからこの日記を書いているが,今日ふとtraverer*2という旅行の雑誌がプロヴァンス特集を組んでいるのを発見。ぱらぱら見ると私の知らない場所がまだまだたくさんある。再訪してみたい場所がまた1つ増えた。