フランス語の勉強

研修が終了した後旅行にでも行こうかなあと考え(またか),とりあえずフランス語の勉強を始めた。英語以外の語学の勉強はどうしてこんなに楽しいのか。純粋に趣味としてやっているからか?
大学でフランス語を履修していたけどそんなものは殆ど忘れている。5年程前に某フランス語圏を旅行した際も一応予習して行ったけれど,タクシー運転手の言葉を聞き取ったつもりで法外な運賃(タクシー運転手の1日分の収入位。といっても日本円にしてみれば微々たるもの)を払って彼を大喜びさせたという苦い記憶が…。
今回発見したのは,英語の知識がある人がフランス語を勉強する場合は英語のテキストの方が向いているということ。文法が同じで似ている単語も多いのでまあ当たり前といえば当たり前。例えば私のテキストは

Je voudrais du pain        I'd like some bread
Il fait frais              It is cool
Tres interessant          Very interesting

という風にシンプルに左にフランス語,右に英語を並べているだけでその他の説明部分は必要最小限におさえてあり,英単語をフランス語の単語に置き換えるだけでOKというつくり。日本語で書かれたフランス語のテキストを読むのに比べるとよっぽど負担が少ない*1。このことから分かるように,英語ネイティブがフランス語を学ぶのは結構簡単なようだけれど実際にフランス語が話せるという人は少数だと思う。差し迫った必要がないからというのがその理由らしい。多くのアメリカ人が第2外国語として学ぶスペイン語もそれに同じ。
今回の場合,フランス語を少し話せるようになったところで,相手の言うことが聞き取れなければ会話が成り立たない。そういう意味では会話を学ぶ際に重要なのは話すことではなく聞き取ることということになる。これは英会話学習にも当てはまることで,カタコトのしゃべりを上達させることに心を砕くよりはネィティブの言っていることを聞きとる力をつけるのが先だと思う。初級のうちから英会話学校に通いしかも日本人同士で会話をするなんてお金をドブに捨てるようなもの…とは結構なお金をドブに捨てた私の今の考え。
話が脱線気味になったが,一通りの挨拶の言葉の後に覚えたのが,Je ne parle pas tres bien le francais(私はフランス語があまり話せません。)というのは,2年間フランス語を学んだ身としては情けなさすぎる。

*1:名詞に性別があることとか,主語が誰かによって動詞がめまぐるしく変化することなどは旅行フランス語なのでこの際あまり考えない。