太陽の谷

午後から休みをとってアリゾナの州都フェニックス(Phoenix)へ。直行便で約5時間,時差は3時間。フェニックスは太陽の谷(valley of the sun)という愛称のとおり1年間のうち300日以上は晴天で,そのせいもあってかフェニックスのすぐ隣町のテンピなんかはメジャーリーグのチームが春季キャンプをはる地として名前だけは私も知っている。
フェニックスの観光名所は,アリゾナダイヤモンドバックスのホームスタジアムと,その向かいにあるプロバスケットボールチームのフェニックスサンズのホームコート,あとはアメリカ原住民に関する展示物を多く所蔵するハード美術館というところ。ダウンタウンは比較的新しそうで,歴史的な建物はあまり見当たらない。せっかくなので(何が?)裁判所は軽く見ておいた。 
フェニックスは碁盤の目上に道路が整備されており,南北に走るストリートには数字の名前が付いているので運転はし易い。碁盤の目はフェニックスのダウンタウンだけではなく,隣のテンピや富裕層が住むスコッツデール(Scottsdale)とあと1,2市を含めて碁盤の目になっており,全体としてものすごく巨大なダウンタウンという様相。
あまり下調べをせずに行ったので,帰ってきてからアリゾナのことを調べて驚いたことは以下の2つ。アリゾナ州は何とサマータイムを採用していないらしい*1。ついこの間「アメリカでは今日からサマータイムが始まります!」と書いた私の立場はどこへやら。道理で夜7時を過ぎたら早くも日が暮れかけていたはずだ。この最初の日,全く予想外ながら,日がとっぷり暮れてから知らない土地でレンタカーを借りて運転するはめになり,おかげで道に迷った。その後も旅行の間中ノースカロライナよりも日が短いのはどうしてだろうと疑問に思っていたが,まさかサマータイム不採用なんてものがあるとは…。
また,フェニックスと姫路市とは姉妹都市の関係にあるらしい。私が見たところ両市の共通点は皆無なのだけれども。

*1:ハワイ,アリゾナ州(ただしこの後訪れるナバホ自治区では採用)及び2006年4月2日以前のインディアナ州(さらにこの州は州の内部で時差が存在するというすごいことになっている。)が不採用。全くもってややこしすぎる。証券取引のようにアメリカ全体で統一すべき事項に「サマータイムの実施」が含まれるべき,つまり連邦の法律でアメリカ全体におけるサマータイムの実施の有無を統一すべきと思ったのは私だけではないはず。