最後のサマータイム

fkitty2006-04-02

4月2日午前0時をもって夏時間へ。時計が1時間進み日本との時差は13時間(東海岸)。NCは東京と同じ位の緯度と言いつつもサマータイム開始前から既に最近は午後6時半を過ぎても明るい日が続いていたので,さらに1時間時計の針を進めるとなると午後8時頃まで空が明るい。
日本でもサマータイムの採否がたまに論議されているけれど,私はこの「仕事が終わってもまだまだ日が高いので,このままどこかに遊びに行ってしまおうか♪」という気分(錯覚)が好きなので,サマータイム賛成派。私と同じような気分になる人は結構多いらしく,また実際にもお店が遅くまでやっているので経済効果的には充分。
デメリットとしては,やっぱりサマータイムに伴う混乱。サマータイムの始まりは年によって違うので,アメリカ人でさえパソコンや携帯電話の時計機能(自動的にサマータイムに切り替わるもの)に頼っている。1時間時計を戻すサマータイム終了の際の切り替えは,うっかりサマータイム終了を知らなかった場合自分が待ちぼうけを喰うこと等さえ厭わなければさほど被害はない,多分。反面,1時間時計を進めるサマータイムの始まりは緊張する一瞬。なんてちょっと大げさなのは,お約束の間違いをやってしまったから。
今日(4月2日)の午前10時半に待ち合わせをして,私が起きたのは午前9時。のんびり歯みがきをしている午前10時に待ち合わせの相手から「Do I have to wait for you(まだ待たないといけない?)?」という電話が!「Whaaaaat!?」 実は,サマータイム開始にあたっての唯一の頼みの綱,携帯電話の時計がまだサマータイムに切り替わってなかったらしい*1。歯磨きをしていた時点で既に午前11時だったとは。
この手のことは本当によくあるので,↑のようなことがあった場合でも笑って許すという精神がサマータイム導入にあたっては実は一番必要なことかもしれない。アメリカは同じ国でも東海岸時間,中部時間,西海岸時間というものが存在する*2ため,皆時間の1時間位の進みや戻しは別にどうってことはないというのもサマータイムが生活に溶け込んでいる理由の1つ。
サマータイムの開始は,春や秋の微妙な季節を感じることのない人達(笑)が一斉にTシャツ,短パン,サンダルになる時期と重なっており,一気に夏だなあという気になる。かくいう私も,夏が大好きでなるべく長く夏を楽しみたいので,早速新作サンダルを購入して夏モードへ。

*1:なお,パソコンや携帯電話がなかった時代は,新聞やテレビの「今日からサマータイムが始まります。」という言葉(何気なく言っている。)で皆それを知っていたらしい。間違っても職場や学校で「明日からサマータイムですよ。くれぐれも気をつけて。」なんて告知はされない。

*2:例えば,ノースカロライナ東海岸)からアリゾナ(西海岸)に行く際は,時計を3時間戻す。