こういう日はもう来ないのではないかと半ば投げやりになっていたが,本日,NCの免許証を手にすることができた。ここにも散々書いたように,路上試験だけで2回も不合格を喰らっていたので,感激もひとしお*1
ここで,失敗に終わった今までの路上試験のおさらいをすると,前々回は3ポイントターン(単なる転回。普通3回切り返すのでこういう呼び方をする。)を4ポイントターンにしてしまったためダメ。前回は私的には完璧だったが,ブレーキの使い方とステアリングがおかしいというわけの分からない理由でダメ。このときは人種差別疑惑まで持ち上がった。今回は3度目の正直というわけだ。
はっきり言って,私の運転技術と教官の英語を聞き取る能力には何の上達もなく,こういう試験の合格基準に一貫性を求めてはいけないと悟りつつ,前々回や前回と今回とで何が違うのかと振り返ってみれば…

  • 引越しに伴い,違う運転免許センターで受験した。
  • 隣に座る教官がおじさんだった。いつもはおばさん。
  • その後仕事に行くので,タイトミニのスカートをはいていた。いつもは運転しやすいジーパン。

…って,こんなに苦労したのに,2時間$140まで支払って教習所まで行ったのに,そんな簡単なことだったの!?最初からそうと分かっていればお色気作戦(?)で行ったのに。ただ,経験上,教官は年配女性が多く,かつ直前まで誰が自分の試験教官かが不明なため,「運転免許センターにはミニスカートとハイヒールで行くべし。」とは私は言わない*2アメリカ人にとっては,運転免許を取ることは当然のことなので,この喜びを誰とも分かち合えないのが少々残念だけれど,とにかく嬉しい。
そういえば某試験の最後の口述試験の際,1回で合格を果たした才媛の友人が,「試験委員は全員おじいちゃんで,試験会場には若い女の子はあまりいないから*3,来ただけで『可愛いねー。』という風になる。絶対,ミニスカートで行った方がいい。」というアドバイスをしてくれた。真面目な私はそのアドバイスを几帳面に守りタイトミニスカートをはき,さらにウエストのところで一回折り返したりしていたものだが,あれは効果があったのだろうか?今となっては知る術もなし。

*1:スムーズにいったのは学科試験のみで,学科試験を受ける前はビザ問題があったり,例によって連邦の休日で運転免許センターが閉まっていたり,不合格から再受験までの期間が明けてないからといって受験を断られたりで通算10回位は運転免許センターに行った。

*2:その格好で女性教官に当たった日にゃ結果は目に見えている。

*3:当時は