日本の実家はNCのさらに上を行く田舎なので別になんともないが,東京の人ごみは既に私にはきつい。よくこんなところで日常を過ごしてきたなとしみじみ思う。時期もよくなかったかもしれない。タンクトップにスカートという,働いている方々に叱られそうな涼しさ満点の格好で歩き回りながらも湿気にやられて不快度120%である。人間いいものを知ってしまうと元には戻れないというが,アメリカの田舎でのびのびと学生生活を送ってきた人間が,留学を終えて何事もなかったかのように東京でのハードな毎日に戻れるものかと少し不安を感じるほどである。ともあれ,東京滞在中お世話になった皆様どうもありがとうございました。会えなかった皆様,帰国時にお会いしましょう。

ところで,外国人の友人から「日本に行ってみたいけど,日本語が読めないので,電車に乗れないと思うし,道も分からない。」と数回聞いており,そのたびに「最近は日本も観光に力を入れているし,特に東京や京都は日本語が読めなくても自由に動けると思う。」と,日本を代表して答えていた。そのことをふと思い出し,東京駅にて外国人になったつもりで歩いてみる。私は嘘を答えていたかもしれない。電車の乗り継ぎや方向を示す英文表記が小さく,また省略して表記されているものもある*1。これでは日本語が読めなければ立ち往生してしまうのではないか。せめて日本語と同じ大きさで,逐一訳した形で表記しなければ。

*1:極端な例「JR Line is here」。JRとだけ言っても分かりません。