CDで予備校の講義を受けるのも今日が最後。やっと受験科目を一巡したと思ったら試験までわずか2週間しかないというのもある意味すごい試験である(これでも正規スケジュールよりは早めに終わらせた方。)。講師が「皆さんも,小学校,中学校,高校,大学,ロースクールと授業を受けてきたようですが,今日が人生で最後の授業ですよ!」と若干浮かれ気味に話していた。しかし果たして本当だろうか。私の場合,大学卒業のとき,研修所終了のときに同じことを言われたが,結果的にそれ以降も授業を受け続ける人生である。おそらく今回も最後の授業ではないであろう。
ところで,この世界では誰もが知っているであろう阿川尚之先生の名著「アメリカンロイヤーの誕生」の最後の章「バーエグザム狂想曲」*1に,確か「NYのバーエグザムを受験し終わった際の開放感は人生でこれまで味わったことのないものであった」,「世界が美しく見えた。」旨の記載があったのを覚えているが,受験後にそこまでの開放感を味わえるほど現在追い込まれていないなあとの反省をしつつ,今でも十分に美しいNCで最後の追い込みに入る予定。途中で気が変わるかもしれませんが,しばらく更新をお休みします。

*1:この部分は一般の読み物としても十分おもしろい。ただ私にとっては衝撃の一文もある。それは「バーエグザムの受験科目は多く,ロースクール3年間勉強しないと合格は難しいであろう。」とのくだり(筆者は3年間勉強してJDを取得した。)。この2ヶ月でその意味はよく分かったとはいうものの。