忙しいときを除き,学部生に混じってダンス*1のクラスを週に2回とっている。そこでは柔軟運動などはせず,いきなり振り付けを覚えることから入る。それはそれで楽しいのだけれど,柔軟などの基本ができていなければ,踊れたとしても砂の上にお城を建てるようなものだと個人的には思っている。現に,振りの中のとび蹴りのようなポーズ(決まらなければ実に不細工)をしたとき,先生みたいに顔のあたりまで足が上がらず,体が結構硬くなっていることを実感した。これでもバレエをかじっていた頃は,それなりに体が柔らかかったものだが。失った柔軟性を取り戻すべく,「体が柔らかくなる。」とCM等で言われているお酢を買ってみたりもした*2
局所的にトルネード警報が出ていた今日,トルネードも何のその,柔軟を求めヨガのクラスに出席した。大学時代,選択体育でヨガクラスをとっていたので勝手は分かっているつもりでいたが,今日のは進化系ヨガ,巷ではパワーヨガ(別名ハリウッドヨガ?)と言われるタイプのヨガであったと思う。パワーヨガとは通常のヨガほど複雑なポーズをせず,動きものんびりな代わりに筋肉を鍛える系のポーズが多いヨガのことだと認識している。今日した運動も,例えば,腕立て伏せの準備のポーズで2分くらい粘るとか,片手で全体重を支えて耐えるとか。求めていた柔軟運動系も十分できたし,何となくすっきり。これからはダンスクラスを週1,ヨガを週1でやった方がいいかもしれない。
何よりも,先生が年配のアメリカ人女性にも関わらず,往年のバレリーナとでもいうようなたたずまいであった(かなりやせていた)のが私の心をわしづかみにした。こちらでは,中年のアメリカ人というのは太っているものと相場が決まっている。ヨガをやっていればスタイルがよくなるかもしれないと周りの女性同士で盛り上がる。

*1:Dance Trance : 21世紀で最もクールなダンスと言う人も(爆笑)…その定義は定かではありませんが,今のところクラブで流れているような音楽に乗って踊るだけ。私の趣味ではなく,ダンスのクラスがこれしかなかった。

*2:ただ,お酢を使う料理は私のレパートリーにはないらしく,いまだに封を切ってもいない。