私は,ここのロースクールの売りの1つは,「娯楽の少ない環境で勉強に集中できること」であると勝手に思っている。であるからして,今は学校がない。。勉強しなくていい。。もともと娯楽が少ない。。旅行は新年になってから。。近所の遊び友達は旅立ったまま。。。何が言いたいかというと,つまるところ暇なのである。勿論暇だからといって,することがゼロというわけではない。試験中についた2ポンドのお肉を落とすためにジムに行ったり,クリスマスカードを書いたり,来期書く論文のテーマを検討したり,徹夜で「白夜」(かなり良い。)*1全20話を見たりで結構忙しい。

ただ,計算によれば8,000〜10,000円/1授業という高額なロースクールの授業料のもとをとるため,来る春学期に向けて秋学期の反省と今後の対策とをしておくことも有意義ではなかろうかと思われる。と真面目に書いてみたけれど,一番の反省点は,何といっても英語である。ロースクールの勉強は,予習にCasebookを読み,授業中は各Caseに添った質疑応答をすることで成り立っているところ,私の問題は,1)読むスピードが遅いため,気を抜くと最低限度の予習すらもできずに授業に出てしまう場合がある。2)listenning能力が不十分なため,教授の質問を聞き逃してしまったら最後教室での議論が何についてのものなのかさっぱり分からなくなる場合がある(listenningは,予習の出来具合との相関関係もある。)。そこで,大した名案とは思えないが,1)の対策として,新聞をとること, 2)の対策として,CNN等の正統派ニュース番組を見ること,大学がやっているELSのクラスに毎回出席することをここに宣言したい*2

せっかくアメリカのロースクールまで行っているくせに,勉強の中身を問題にせず,英語を大問題としていること自体情けない気もするけれど,半期居て分かったことは,英語さえまともであれば勉強の中身はついていけるレベルであるということ。確かに,ロースクールの授業は,法律を学んでからわずか0〜3年以内のJDを対象としているので,法律を学んではや●年,教室内では教授を除くとほぼ唯一のlawyerである私がついていけないはずがない。。。はずである*3

気になるspeaking能力は,渡米直後に比べると上達したのかもしれない。ただ,それはひとえに私の度胸がついたこと,または周りが私のつたない英語をlistenningし,guessする能力がついたことを原因とするものではないかと思っている。言うまでもないけれど,「アメリカに行ったら英語が話せるようになる」ということはあり得ない。

*1:http://www.aii.co.jp/contents/byakuya/index.html

*2:いざロースクールが始まると,予習に直結していないこれらのことを行うだけでも結構大変である。

*3:一部希望も入っている。