現在の家は,Apartment Complexといって,広い敷地内に3階建てのアパートが何棟も点在する形式のもの。部屋数は全棟で400部屋とのことである。ロースクールの日本人在学生から勧められたのが,ここと,もう1つ同じ会社の所有する全く同じ造りのApartment Complexであった。そのもう片方のアパートが最近,災難続きである。
まず,2ヶ月前位にアパートの住人が部屋でピストルで自殺を図った。しかも,現場は,日本人クラスメートの部屋の向かいの部屋だったらしい。そして,おととい,electric company's malpractice(漏電か?)でアパートの一棟が全焼した。幸い死者は出なかったものの,この周りに住んでいるのはほとんど同じ大学に通う学生であり,30人くらいが一時ホテルに避難したらしい。所持品を全てなくした学生のうち1人は同じInsurance Lawの授業をとっている女性であった。全く災難である。といっても多少の募金をすることくらいしか協力することができない。この場合,電力会社が責任を負うのは明らかだけれど,アパートのManagement Office*1にもnegligenceが認められるでは,と考えてみたりする。いずれにせよ,来年入学する日本人がこのアパートを勧められることはないであろう。

今日は,学校のほど近くでabductionが発生したので注意するようにとのメールが回ってきた。abductionといっても実質は強盗で,駐車場で無理やり他人の車に乗り込み,ATM機のところまで車を運転させ*2,ATM機からお金を引き出させて奪い,逃走する*3というものである。銃を所持しているとかしていないとか。9月にも学校の駐車場で同じ手口で学生が襲われているので,私は同一犯だと確信している。この話を聞いてから夜の駐車場に行く際は,「ATM強盗が出るのではないか。」との思いにとらわれ,車の下まで覗きこむようになった。ありがたいことに,これまで防犯を殆ど意識することなく生活してきたけれど,少し考えを改めなければならない。

ところで,私自身のnegligenceにより,自宅のインターネットのモデムに大量の水をこぼしてしまい,あっという間にインターネットが使えなくなってしまった。ネットで調べ物をするペーパーを書く分にはつらいけど,ネットサーフィンをしなくなるということで,試験のためにはいいかもしれない,と自分を慰める。

*1:アパートの敷地内に立派な建物を持っており,常時5人くらいがフルタイムで働いている。

*2:この辺がabductionなのか?

*3:不思議なことに車は奪わない。車がなければ移動が不可能なこの車社会で彼がどのように逃走したのかは謎