ノースカロライナアメリカ南部に属する。私がロースクールをここに決めた要因の1つに温暖な気候が挙げられる。卒業生からは「冬にコートは要りません。」といわれたこともある。なのに,この寒さは一体どうしたことであろう。今日の日中の気温は34F*1らしいし,夜はもっと冷え込む。私が日本では経験したことのない類の寒さである(新潟出身の同級生は新潟の気候と似ていると証言する。)。昨夜のクリスマスパーティでは,パーティ後に日本でいうミレナリオとかルミナリエとかの類のライトアップを見に行く予定であったが,屋外に出たとたん震えがとまらなくなり頭痛までしてくる位でギブアップしてしまった。この寒さから,予定がなければ家から一歩も出たくないという気分になっている。家は,セントラルヒーティングで全体に暖房がきいているのだけれど,日本人の好む「頭寒足熱」という状態にもっていくことができない。暖房の温度をいくら上げても足のあたりがひんやりしている。ちなみに先月の電気代は,暖房のせいで100ドルに近づこうかとしていた(その前月は40ドル)。

おそらく,「アメリカ南部」というのは,地理的な意味ではなく南北戦争時にノースカロライナが南軍に味方したという意味からきたものだろうし,「コート不要」というのも,屋外の移動は暖房のきいた車でするからという意味であったようだ。寒さにめっぽう弱い私にとっては,この寒さは大きな誤解であった。

*1:1度?