最もハードな試験の1つが終わったため,日曜日毎に教会に行くと言うクリスチャンのGと一緒に教会で行われるクリスマスコンサートに行く。教会のコンサートと言っても厳かなものではなくB級ロックコンサートといった雰囲気。ウーピー・ゴールドバーグの「天使にラブソングを*1シリーズに出てくる尼さんコーラスよりさらにくだけた感じであった。前半はクリスマスソングのコンサート,後半はキリストが生まれるまでの話を基にしたミュージカルという2部構成なのであるが,私は以下の点が気になってしょうがなかった。

  • 舞台上に巨大なクリスマスツリーが置かれていたのはいいが,その中に大勢のコーラス隊が押し込まれ,ツリーの様々な場所から顔だけ出して「ハッレルーヤー♪」と歌っている(写真はツリーの根元にコーラス隊が見えるが,実はツリーの中にも。。。)。この人間ツリー,よく見ればあまり気持ちがいいものではないことはともかくとして,狭いところに長時間押し込まれている人達は大丈夫だろうかと気になった。そもそも押し込まれる必然性があったのかどうか。
  • 劇の登場人物がステージから見て正面つまり観客席側ドアから登場するシーンが多用されていたが,遂には本物のロバまで登場してきて皆の驚きと笑いを買っていた。笑う劇ではないのに。
  • キリストの誕生を予言した(?)羊飼い達のシーンでこれまた本物の羊が登場し「メエー」と言うたびに笑いを誘う。笑う劇ではないのに。
  • 天使役の人達が踊るシーンで,どうみても還暦を越えている女性が1人混じっており,しかも彼女は全く振りを覚えていなかった。ちなみに彼女のポジションは,観客席のど真ん中(観客席まで舞台の一部とした演出のため)。

実はお笑いを狙っていたのだろうか。きっとそうだろう。ただ,周りのアメリカ人で私ほどおなかを抱えて笑っていた観客は少なかったような気がする。宗教に対する真面目さの違いだろうか。Gも結構笑っていた。